またまた地元ネタ?なのですが。
Hastings@Kamloops にある小さな小さなメキシコ+エルサルバドル料理屋「El Pulgarcito Restaurant」。
エルサルバドル料理って何だ。むしろどこだ。
中央アメリカで、メキシコのお隣......ではなく、グアテマラを挟んだ隣の隣だった。
陸でつながっているし、収穫物も似たりよったりで、だいたい同じようなものを食べているのかな、と想像。
それはともかく。
Beef Chilaquiles / コーンチップスの上にトマトソースと牛肉がどっさりのっかった食べ物
溶けたチーズで中の方はくっついてる。
ナチョスってこういう感じの食べ物ではなかったか。
パリパリのチップがしなしなのくちゃくちゃになるとおいしくないんじゃないかと、この手の料理はずっと敬遠していたのだけど、おいしいじゃないか!!!
びっくりした。しなしなのくちゃくちゃが、ぱりぱりと同じくらいおいしいじゃないか。
ウィキペディアによると、「伝統的なメキシコ料理」とある。
余ったトルティーヤやサルサを消費するのにちょうどいいのだそう。なるほど! だからトルティーヤがぱりぱりじゃなくてもいいわけだ。固くなってどうにもこうにも......っていうのまでおいしく食べられるわけですね。
Chicken Quesadilla / 鶏のケーサディア
口コミサイトの「zomato」を読むと、「料理がおいしい!」という声のほかに、ちらほら「お肉がパサパサだった」という感想が多くて、まあ小さな家族経営のお店なら(食材が古かったり、一度作ったもので余りを何日も出しているのは)仕方ないのかしら……なんて思ってたけど、私が食べた時は全然そんなことはなく。ケーサディアの鶏もパサパサに見えて、「あ、これか」と思いつつ食べてみたら全然パサパサじゃなかった。
サーバーはおじさんがたったひとり(たぶんオーナー?)。無口で笑顔もないけどとても実直そうな人。ひとりでまわしてるから、お客を待たせることになるわけだけど、無視するわけではなくちゃんと「もうちょっと待ってね」「すぐ行くからね」とひと声かけてくれる。その無愛想具合と裏腹の気遣いにじーんとくる(笑)。
この街には堂々と、様々な理由でお客を無視するサーバーが多いので(そしてお会計をもってくる時だけ最高の笑顔)、この違いは大きい。
ところで、なんとお会計の機械がなく、手書きの伝票を見ながら電卓で計算。
レシートがほしいのでお願いしたら、その手書きの伝票をくれた。
後で見てみたら、合計$25.95のところを、$26で請求されていた。勝手に四捨五入(笑)。どのみちチップを払うのでどうでもいいんだけど、日本の小さな食堂のおっちゃんなら、やっぱり「お会計は、$25.95です」って真面目に言うだろうなあとふと思った。そして、インドとかタイとか、案外カナダ人でも「$26です」って言うだろうなあと。
「1円を笑う者は1円に泣く」で育ってきたわたくし。カナダではその考え方を馬鹿にされることがとても多いので、もう言わないことにしている(そもそも「1セント」が馬鹿馬鹿しいからと排除したような国だし)。
なんの話だ。
結論。エルサルバドル料理を食べるのをうっかり忘れた(!)。
いつもありがとうございます。