【インド20日目①】やってしまった。バーガー&フライ
旅の途中で出会ったバックパッカーおすすめのジャイプル。
デリーより南西にある、ラジャスターン州の観光都市。
旧市街の建物がすべてピンク色に統一されているので、ピンクシティとも呼ばれるのだとか。
なるほど、確かにピンク。
リクシャをひろって有名な「風の宮殿」(Hawa Mahal)へ。
1799年に建てられたという、5階建ての建物。正面は立派だけれど、実は奥行きが浅い。
953ある窓はすかし窓になっており、その昔、宮廷の女性たちが顔を見られることなくここから街を見下ろしていたのだとか。すかし窓は外から中が見えないようにするためかと思っていたけれど、逆の効果もあるわけだ。
風の宮殿
風の宮殿の裏手、旧市街の中心部にあるのが、シティ・パレス(City Palace)。
現マハラジャのお宅で、一部を博物館にして開放している。マハラジャとは地方の藩主?のような位のひとらしい。ぼんやり王様かと思っていたけれど、国をまるごと1個治めていたわけではなく、地方を治める大金持ちの地主といったところか。
博物館は撮影禁止。昔の衣装や、調度品、マハラジャの肖像画、武器の展示室まである。
武器を見学するのはあまり好きじゃない。これでひとを殺傷したのかと思うと、いい気はしない。捕らえ方にもよるだろうけれど、見学したところであまり得られるものはない。
どこの国に行ってもそうだけれど、20世紀以前の衣装や装飾品はあまりにもじぶんの文化と違い過ぎて、こんなひとたちがいたのかと想像しながらゆっくり見るのが楽しい。それを言うなら、江戸時代の侍の格好も相当変わっているのだろうけど。
うしろのクリーム色の建物が現マハラジャの居住する建物らしい。
上に旗がたっているとマハラジャがなかにいるのだとか。
ちょうどシティパレスを見学している最中に、仕事のゴタゴタで急遽日本から電話が入り、電話にメールにとバタバタしてひどく参ってしまった。こっちは強い日差しをあびて、まったくの異国にいるというのに、相手は背広を着てネクタイをしめ、空調の整った事務所で電話をしているのかと思うと、違和感。
連絡待ちにと入ったシティパレスのカフェ。完全に観光客向けとあってとんでもなく高い。水が1本Rs50(約100円)もする! 安い露店の食堂なら1食まかなえるような値段だ。でも、空腹と状況に対する苛立ちで思わずヤケになってRs180(約360円)もする、しかもチキンバーガーを頼んでしまう。
インドにきて以来、魚はともかく肉は食べないようにしていたのに、
ここにきてハンバーガーとは。
これがまた、おいしい!!
重くて甘みがあるパン。マサラで味付けされたチキン(この辺はインドだ)。ポテトはカリカリでほくほくの塩味。インド料理はおいしいし、大体毎日最低1食はカレーを食べているけれど、このいかにも西洋向けのバーガー&フライに感激するなんて。初志貫徹をくじかれた気分。
とはいえ、そういえばコーチンでもパスタを食べたんだった。
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by paquila | 2011-07-28 00:53 | 【インド-2011】北インド | Comments(0)