無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド12日目②】インドの国内線   

1月17日 コーチン→ムンバイ→アウランガーバード


さて。
いよいよムンバイ経由でアウランガーバードまで一気に飛行機で移動する。
コーチンの空港はとても小さく、たったひとつの待合室に搭乗口がふたつしかない。一応アナウンスがあるものの、内容は必要最低限であまり親切ではない(案内があるだけインドではましかもしれない)。
この状況でとっても心強いのが航空会社のタグ。

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インドの国内線は、チェックインの際このタグを手荷物の数だけ渡される。そしてこれを必ずつけなくてはならない。まずセキュリティチェックでこれにハンコを押される。次に搭乗時にタグとハンコを確認される。失くすと面倒なことになる。
このタグは誰がどの飛行機に乗るか、便名まではわからずとも一目瞭然なので、搭乗を待つ間、それとなく周囲に目を光らせて同じタグのひとを確認し、そのひとたちが一斉に大移動すればついていけばよい。

数あるインドの国内線で、スケジュールが合い、かつ空席があったのが『indi GO』という航空会社。
ムンバイまでは約2時間。機体は新しく、シートもとてもきれい。飲食物はすべて有料。
予定より30分遅れの16:30頃ムンバイに到着。
荷物は無事に出てきたけれど、おばあちゃんからもらったお守りがなくなっていた。これでもかというくらい固くしばっていたのに。あまりにもきつく結び過ぎてもはや解(ほど)きたくても解けなくなってしまったゆえに、そのままぶら下げて預けたというのに。まさか珍しいからといって切られて盗られたのでは!! ……インドでは無駄に疑心暗鬼になる。



ムンバイはインドの西側に位置する、インド最大の都市だ。
時間があれば(コーチンで無駄な足止めがなければ)ここにも寄りたかったのに。「インドの都会」を見るために。

次の飛行機は『KING FISHER Airlines』。あの有名なビールの会社だ。ビール会社が航空会社をつくった? 世の中のしくみはよくわからない。
チェックインで重量オーバーだと言われる。電子計を見ると8Kgを超えている。1Kg強のオーバー。安い航空会社は重量制限が低めに設定されているのを忘れていた。
というわけで、人生で初めてチェックインカウンターの前で荷物解体。
預け荷物から手荷物へ移動させる。公衆の面前でもたもたと! ときどきこういうひとを見かける。そしてその度に「ああ、鈍くさい」と思っていたけれど、今まさにじぶんがそのような醜態をさらし、じぶんでじぶんに「ああ、鈍くさい」とぶつぶつ。
安心できるまで軽くした結果、バックパックの中身は4Kgちょっとになってしまった。

おかげで4Kg増えてパンパンになった手荷物を抱えてセキュリティチェックを受ける。

インドのセキュリティチェックはやたら厳しい。そして怖い。アメリカも厳しいけれど、負けず劣らず厳しい。男女で列がきっちり分かれているので、女性は専用の列に並び、布などでつくられた目隠しの中に入って女性警備員からチェックを受ける。
日本人の防犯グッズとして有名な、腰巻タイプの貴重品入れ。うっかりあれを巻いたままにしておくと、恥ずかしいことになる。上から触って不信に思われたが最後、容赦なく「出しなさい。見せなさい」と言われるので、その場でパンツやスカートのチャックを開けて中身を見せる羽目に。
なけなしの自尊心を守るために、セキュリティチェックの直前にトイレで外して手荷物に入れておくことをおすすめします。



ムンバイの空港はさすがに大きい。
搭乗口の2階に大きなフードコートがあり、ファストフードのお店が並んでいる。
勇気を出して、ケンタッキー。

チキンバーガーに、ポテトではなくチキンがもうひとつついている。e0224424_21122048.jpg

まともなお肉を食べたのは久しぶり。
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軽いきもちでチーズを追加したら、すでにクリームチーズが入っていた。鶏肉はとてもやわらかくて味付けも日本のそれとそっくり。マサラ味じゃない! 

飛行機は、予約した時点では19:00発のはずが、チェックインで受け取ったチケットでは19:45に変わっており、さらに遅れて20:30前にやっと搭乗。離陸したのは21:00だった。
この日の宿は、夜到着だったのであらかじめ送迎付きで予約していた。2時間以上の遅れが生じたため、迎えが帰ってしまわないか心配したけれど、幸い待っていてくれた。

飛行機を使ったおかげで、たった半日でアウランガーバードに着いてしまった。
たった半日とはいえ、ひどく疲れた。ある旅行記では「ひとは移動時間ではなく移動距離で疲れる」と書かれていた。そうかもしれない。
ふらふらでホテルに到着。

その後、本日最後の闘いが待ち受けていた。


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# by paquila | 2011-03-10 22:06 | 【インド-2011】西インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド12日目①】チップ、180ルピー!   

1月17日 コーチン

ついにコーチンとおさらば! 病気になりそうな宿ともおさらば!
そして南インドの旅が終わる。

空港へはホテルのトラベルデスクでタクシーを頼んだ。
オンボロで、蚊だらけの小さな車と、ひとの良さそうな運転手がやってきた。
英語はカタコト過ぎてあまり何を言っているかわからない。なんとか理解できたことといえば、結婚2年目の奥さんが妊娠6ヶ月ということ。ものすごく嬉しそうに話すので、こちらも嬉しくなる。そして、何故か2日寝ていないらしいが「エブリシング、オーケー!!」 ……。

走行中「マイワイフ!! マイワイフ!!」と叫ぶので、見てみると道路脇の検問所のようなところに女性が座っていた。
一瞬見ただけだけれど、ちょっと!! 奥さんめちゃくちゃ美人じゃないですか!!
「ウフフ。イエス。サンキュー」
おじさん。2日寝てないことを除けば、憎めないひとだ。途中いきなり車を停めて、道端の青空トイレに行ってしまったことも含めて、憎めないひとだ。

こうして車で走ってみると、コーチンはかなり大きな街で高層ビルやきれいなお店が立ち並ぶ。そしてこのくらいの規模の街になると道路に中央分離帯がある!!
ただ、そういう地域を除けば、たとえば川の側などは辺り一面ヤシの木ジャングルだ。

どうしてこんなにつまらなかったのかな。
もう少しうまく動けば、少しは楽しめたのかな。
などとぼんやり思いながら窓の外を眺める。



空港へは1時間半ほどで到着。
そして案の定、それは起こる。

「お釣りがないよ」

……ひとの良さそうなカオをして、奥さんの話までして、このオヤジ。
インド人の「お釣りがない」には慣れてきたつもりだけれど、今回は額がちがう。タクシー代はただでさえ高いRs750。そんなに大量の小額紙幣は持ち合わせておらず、Rs1000で払おうとしていた。
代金が高額ゆえに、観光客ゆえに、それくらいのお釣りは、いくらインド人だって想定内だろうと半信半疑してしまったのが運のつき。やっぱり車に乗る前に釣り銭の確認は必須だ。

日本では考えられないけれど、運転手のすべてのポケットを中が見えるよう開けさせ、さらにわたしがじぶんで手を突っ込んで所持金を取り出す(人様のお金を文字通りむしり取るとは!)。しめてRs70。それを奪い取って、Rs1000札を押し付ける。

「余分のRs180で奥さんにおいしいものでも買ってやってよね!」

Rs180は日本円で約360円。これは大金だ。食堂なら2食は食べられる。
空港に駆け込んで両替できるところを探すなり、ドル払いを交渉するなり、いくらでも方法はあったのに、その場では飛行機が気になって余計な面倒を避けることしか頭になかった。

これではインドでやっていけない。

こういう無駄払いはこれで最後にしないとと、ひどく反省する。
こんなことがあると、奥さんの話も作り話じゃなかろうかと疑ってしまう。きっとああやって毎日余分に稼いでいるに違いない。ホテルを通せば少なくとも金銭面では騙されることはなかろうと思ったのは間違いだった。

最後までコーチンは最悪だった。


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# by paquila | 2011-03-08 22:58 | 【インド-2011】西インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド11日目②】セクハラ青年につかまる   

1月16日 コーチン

インドでいちばん長く、つまらない1日はまだまだ続く。
昼食はスコットランド3人組が美味しいと言っていたレストランへ行ってみる。
野菜スープと、メニューの表記をそのままに言うと「魚と野菜」という食べ物。またしても魚を食べようとしている! 念のため野菜は生野菜かどうか聞くと、野菜と魚を一緒に煮込んだものだと言うので、フィッシュマサラの類だと思い注文。
すると、意外なものが出てきた。

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中華風魚の野菜あんかけ。まさに八宝菜の魚版。ただし白菜ヌキ。メニューからはまったくわからなかった。インド料理じゃないのか、と少なからず残念に思ったけれど、慣れた味は口に合う。ほかほかのごはんと食べたい。



おなかは満たされたものの、なにもやる気がしない。

とりあえず海岸へ行く。どうせまた客引きが声をかけてくるだろうけど、可能な限りひとりでいたい。空いているベンチを見つけて、海を見ながらぼーっとしていると、案の定隣に青年がやってきた。しばらく黙って座っていたので、客引きじゃなくただの地元のひとかとほっとしていると、やはり話しかけてきた。
どうせ暇だし、少しの間相手をすることにする。

同じコーチンでも、エルナクラムは都会過ぎて好きじゃないという。のんびりしたフォートコーチンが大好きらしい(以下、コーチンくん)。
さすがにそういう人に向かって「ここはつまらない。早く次の街に移りたい」とも言えず、観光も適当に済ませたと言っておく。すると、向かいのヴィピーン島に灯台があるから、それを見に行こうと言う。
本当はちっとも観光していないし、行きたい気持ちが1。でも残りの9はもう何もかもにうんざりしていて、興味がなかった。だから断ると「なんで! きっと楽しいよ! フェリー乗り場からバスに乗っていくんだ! 君は明日旅立ってしまうのだから、できる限りこの土地をみてほしいのに!」と。本当に地元が好きなんだなと思うけれど、あいにく面倒くさい。全く気乗りがしない。仮に行くとしてもひとりで行きたい。

すると今度は「近くに軍の博物館があるよ。そこは行った?」と聞く。そんなの歩き方にもロンリープラネットにも載ってない。地図にさえ載ってない。知らない。でも博物館と聞いて、しかも歩いて行けるとあってほんの少し食指が動いた。

夜までどうにかして時間をつぶさなきゃいけないし、行ってみることにする。
そこはインド海軍の博物館で、例によって規模はたいしたことはないけれど、本物のミサイルや銃が何の囲いもなくそのまま展示されているのには驚いた。海軍の制服、軍艦の模型、地図や植民地時代の遺物などがどれも触れる距離に展示されている。
外には戦車や、ミサイル発射台。博物館の外は海軍の敷地で、本物のヘリコプターも見える。また、実際にひとが住んでいる海軍の社宅?のようなアパートが並んでいる。

小さいながら暇つぶしには十分な見ごたえで、ガイドブックに載せても良いのではないかと思った。入り口でカメラを預けてしまったので、写真は1枚も撮っていない。

公園の大木。
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ところでコーチンくん。
ただの地元の親切青年かと思いきや、やはり一癖あって、とんでもないセクハラ青年だった。

最初はそういうのとは正反対の今時珍しい?しっかりした貞操観の青年かと思った。
コーチンくんの話によると、欧米人観光客がとても多いこの地で、ある日フランス人女子に気に入られ、強引に誘われたけれど「君と僕は初対面だから、触れるなんてとんでもない」と必死に断ったのだとか。
フランス女子は泥酔していて力任せに(!)部屋に引きずりこもうとし、それをなんとか振り切って逃げ出そうとしたけれど、とにかくフランス女子の態度はおよそ想像もつかないような大胆なもので、ついに根負けしてしまったのだとか…… そしてその後フランス女子が帰国してからも、毎週土曜にスカイプで電話がかかってくるらしい……
と、ここまでは良かった。まだコーチンくんに非はない、むしろちょっと気の毒に思える。

ところが。どうやらその強烈な出来事で純粋だったコーチンくんがおかしな方向にいっちゃったようなのだ。
曰く、「旅をエンジョイするためにあそぶことはなんら悪いことではないよ! そのフランス人女子だって国に彼氏がいたんだ! でも彼氏は彼女があんな悪い女だって知りもしないよ! 知らなきゃいいんだよ!(って彼女が言ってたし!) だから君も日本にボーイフレンドがいても大丈夫!!」

コーチン、お前もか。

「洗脳されてるよ! ふつうのひとはそのフランス人女子とは違うのよ!」と説明するも、週1回未だに誘われ続けているコーチンくんは、完全におかしくなっているのである。おそるべし、フランス女。
そして話はさらにおかしな方向へ進み……
「じゃあ僕とあそばなくてもいいから、その代わりこれを見てよ」と携帯を差し出す。のぞいてみると、なんと売春婦の広告。

「コーチンには欧米人相手の売春婦が大勢いるんだ。表向きは違法だけど」

でもわたし、女ですし売春婦はいらないです……。そもそもなんで君がこんな画像をもっているんですか。

「ダウンロードしたんだ。僕は(売春婦は)買わないけど」

……。

「知ってる? 彼女たちはとても安い値段で売ってるんだ。ひどいよね。ほかに仕事がないからだよ。需要もあるからなくならないんだよ。悪循環だよ」

どうもこの子の考えがよくわからない。本当はやっぱり純粋な子じゃなかろうか。
でも、次第にエスカレートして最終的にポルノ写真や動画(!!)まで見せようとしてきたので、ここでお開き。じゃあねと逃げた。
最後はとんでもない方向へいっちゃったものの、それを除けばまぁまぁの時間つぶしにはなった。

そこら中で見かける玄関の巨大な星。
話題を変えようと「これは何」とコーチン君に聞いてみるも、
話題を変えようとしたのが気に入らなかったのか、コーチン君は教えてくれなかった。

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夕方はネットカフェで宿の手配や、北インドの旅のルートを調べたりして過ごした。
そして夕飯も、スコットランド3人組おすすめのレストランへ行く。
海の街もこれで最後だし! と常温保存のハエだらけの魚のことは忘れて、性懲りもなくまたしてもフィッシュマサラを食べる。
マハーバリプラムで食べた魚カレーは骨だらけでたいへんだったけれど、ここは大きな観光地だからか、骨はほとんどなく食べやすい。サケによく似た味だけれど、サケより身はふっくらしている。マサラとよくなじんでとても上品な味。そして辛くない。やはり観光客向けなのだと思う。

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長い1日が終わると同時に、やっとコーチンともおさらば。
4泊もしたのに、満喫したのはたった1日、バックウォーターだけだ。あとの3日は結局なにもしていない。
明日はいよいよ南インドを離れ、東インドに向かう。


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# by paquila | 2011-03-07 22:56 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)