無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド9日目②】南インドのミールス   

1月14日 コーチン

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バックウォーターの旅はつづく。
船に戻り、再び河を下ると、しばらくして2度目の停船。昼食。
南インドのミールス(北インドでいうところのターリー。日本で言う定食)が供された。
まず葉っぱが配られ、それにコップの水をさっとかけて表面を洗う。
そこに一品ずつべちゃべちゃとおかずが載せられていく。

南インドならどこでも食べられるけれど、さすがツアー。
ガイドが料理名を一品ずつ教えてくれた。せっかくなのでここで丁寧に紹介。
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左端から右回りにパパル、キャベツのココナッツあえ、何か忘れた、赤いものがマンゴーピクルス、じゃがいもなど野菜の炒め物、ごはん。ごはんの上にきゅうりのココナッツあえともう1種類、野菜の炒め物。
なくなるとおかわりをついでくれる。
ふつうはぐちゃぐちゃと手で混ぜて食べるけれど、外国人ツアーなのでスプーンが配られた。
マンゴーピクルスはあまりにも辛く、口から火を吹きそうだったけれど、珍しいこともあって全部食べた。日本ではきゅうりをこんな風に食べることがないので、意外と食材としていけるものだと思う。
美味しいごはんに加えて、今朝車で合流したスコットランド3人組に混ぜてもらって、思いのほかたのしい昼食となった。

老夫婦のふたりの息子さんがなんと鹿児島で英語の教師をして20年(!)というから驚いた。お嫁さんはもちろん日本人で、夫妻も何度も日本を訪れている親日家だ。しかもスタジオジブリ(「ギブリ」と発音していた)作品が大・大・大好きで、「『耳をすませば』は最高だね!!」と60いくつのおじいちゃんが嬉しそうに言う。

おじいちゃんはとっても陽気で、口を開けば茶目っ気たっぷりのジョークをとばす。
何の前触れもなく突然「役に立たない情報(unuseful information)を教えてあげよう」と本当に役に立たない、ちょっとしたトリビアを教えてくれる。

たとえばこの皆が座っているプラスチックの椅子が、
世界でいちばんよく使われているタイプの椅子なのだとか。
「日本でも?」と聞くと、「そういえば日本ではあまり見ないね! 日本は不思議な国だ!!」

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野鳥観察が趣味で、旅に大きくて分厚い野鳥図鑑を持ち歩いている。
「これ、この鳥をたった一度だけ日本で見たんだ。それをいま見た気がする!」などなど本と森を忙しく見比べている。鳥にさして興味のないおばさま2人からは、コーチンの美味しいレストランや宿の情報を教えてもらう。





ツアー終盤は、小船1隻がぎりぎり通れるくらいの幅しかない、密林の中の細い水路を巡る。ここまでくると、水の透明度が一気に上がる。
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途中、ガイドが「ここからはカメラを閉まってください」と言う。
なんでも、絶対に写真に撮られたくないと強く主張している男が住んでいる家の側を通るらしい。それは、家というより小屋のようなとても小さな大きさの建物で、英語で「撮影禁止」と大きく書いた看板を立てている。
船が近づくと、上半身裸で、腰に白い布を巻いた男が中から出てきた。全員がじろじろ見るでもなく、でも気になってそれとなくそちらに注意を払う。
撮られたくないなら、どうして船が来るタイミングでわざわざ外に出るのだろうと思う。
男は別段こちらを睨みつけたり、撮影していないか見張るわけでもなく、ただなにやら用事をしていた。

まあ、確かに始めからずっとそこに住んでいて、ごく普通に生活をしているというのに、ある日突然白人(外国人)の団体が物見遊山に船でやってきてパシャパシャやれば、動物園の猿じゃあるまいし、絶対にいい気はしないだろう。

やっぱり、わたしはなにが見たかったのかなと、ここでも考えさせられた。

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1日ツアーは午後のお茶休憩もあるはずなのに、なぜかなく(やはり我々が1時間遅れたせいだろうか! わたしのせいじゃないけど!)15時過ぎに終了。

確かに、珍しいのは最初の30分程度で、あとは似たような景色が続く。なかには、退屈! 半日ツアーで十分! というひともいるようで、実際船の中で寝ているツアー客もいたけれど、たぶん「見るもの」がすべてではなく、日差しと風と水の音を感じる心地よい時間がなにより贅沢で、これこそ醍醐味なのかもと、最後は納得できた。

このバックウォーターツアーは1泊以上の長いツアーもある。
ハウスボートと呼ばれる、住居付きの船でひたすらゆっくりのんびり水郷地帯を巡るというもので、漕ぎ手はもちろん、コックまでついてきて朝昼晩と作りたての料理を出してくれるのだとか。それなりに値は張るけれど、インドの喧騒から一時逃れて静かで平和な旅を愉しむのもありかもしれない。





夕飯はレストランを歩いて探すのも面倒で、仕方無くきのうのゼラチントマトスープの店にもう1度行った。バターナンとベジ・コフタを注文。

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どう見ても普通のナンが出てきたことは別にして(料金はしっかりバターナンの金額を払わされた)、ベジ・コフタは野菜の肉団子カレーで、久々のお肉ということもあって、油っぽかったのだけど、団子そのものはとても美味しかった。
きのうの夕飯だったトマトケチャップスープのお店は、お客はわたしだけだったけれど、こちらのお店はインド人の客も結構入っていて、賑わっている。やはりひとが入っているお店の方が美味しいのだ。
生しぼりパイナップルジュースもしっかり飲んで、満足。
ただ、今回もまた完食できず。毎回のように食べ物を残すというのはどうも心苦しい。次からは米もナンやチャパティも止めて、パパル程度にしておこうか。

今日はインドにきて初めての「連れていかれる」観光― 送迎付き。観光中もボートに乗っているだけ。ごはんもそこに用意されている― で、ラクで良かった。

立ち寄った森にいた子ヤギ。
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# by paquila | 2011-03-01 23:35 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド9日目①】南インドのバックウォーター   

1月14日 コーチン


今日はインド旅行の目的のひとつである、バックウォーターに行く。

バックウォーターは「水郷地帯」と訳されている。
ヤシの森の間を縫うように無数の運河があり、河は湖へとつながる。人々は実際に川べりに家を建て、小船で運河を行き来して暮らしている。バックウォーターツアーは、観光客用の小船でのんびり河をくだりながらその南国の風景を眺めるというもの。

本当はマドゥライからアルファベットの「U」の字のように海岸沿いに南下。最南端からは北上して、途中からバックウォーターでコーチンへ向かいたかったのだけど、時間の都合で一気にコーチンに来てしまったので、コーチン発のバックウォーター1日ツアーに参加することにする。





8:15。時間通りに宿に迎えの車が来る。
20分程走ったところで「ほかの客と合流するから」と停車。
ところが10分待っても20分待っても来ない。ツアーの定員は20人。客はわたしたちだけではないのだから、船の出発時間はある程度決まっているのではと心配になるも、運転手はどこかに電話したり外に出てみたり。一向に状況がわからない。これもインドだからなのだろうか? 
1時間経ってようやくほかの客が、別の車に連れられてやってきた。スコットランド出身の老夫婦とその友人の3人組で、車内は一気ににぎやかになった。
車をすっ飛ばしてコーチンを南下。船の桟橋へと急ぐ。
着いたら案の定、ほかのツアー客は全員船で待っている状態だった。1時間ほど遅れたのだから、このひとたちもたっぷりそのくらいは待ったのではなかろうか。幸い誰も怒っていなかったけれど。

10時頃、わたし以外全員白人のツアー客20人ほどと、若いガイド、船頭ふたりでツアースタート。いよいよだ。

こういう屋根付き椅子付きの小船でゆく。
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広い河はほとんど流れはなく、ちゃぷちゃぷという水音が耳に心地よい。
水は緑で濁っており、時々ゴミも浮いているので決してきれいではない。

これは別の船だけど、うちの船もこういうかんじ。
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船の船頭と船尾に立った男たちが、それぞれ5メートルはあろうかという長い棒―日本でいう櫓(ろ)―を使ってゆっくりと漕ぎ進めていく。
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屋根付きの船なのでツアー客が直射日光を浴びることはないが、船頭さんたちはまともに強い日差しを受けている。
立ちっ放しで一日のうち一番暑い時間帯を何時間も自力で漕ぎ続けるというのは、仕事とはいえ、頭が下がる。このひとたちは一体いくらもらっているのだろう。
ツアー料金はひとりRs550。宿の送迎と昼食代込みだが、船は燃料もいらないので、ほとんど人件費に、とりわけこの人たちにお金が充てがわれていればいいのにと思う。


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さて。船はのんびりと進む。
ときおり川岸の家、そこに住むひとたちを見かける。洗濯をしているひともいれば、あまりきれいとは言えない川でもぐって遊んでいる子どももいたりして、そういう光景を遠くから傍観するというのは、まるでテーマパークのアトラクションのようで、わたしはこんなものが「見たかった」のかと疑問に思う。
船が通ると、家から出てきてこちらに手をふってくれたりもするので、子どものはしゃぎ具合といい、もしかするとパフォーマンス的な面もあるのではなかろうか、国からお金が少しは入っているのではなかろうかと、無駄に勘繰ってみたり。

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相手は観光を売り、こちらは観光を買う。ここでもそういうことなのかもしれない。
とはいえ、テーマパークと違うのは、密林の鳥の声も、虫の声も、痛いくらいの日差しも、すべて本物。
実際こんなところに住むのは、先進国で生きるわたしからすれば相当大変だ。家はコンクリートだけれど、地面は常にじめじめしていて、膝の高さ、或いはそれ以上の雑草に覆われている。当然、虫だらけ。お風呂もトイレもこの河でする。周りにはヤシの木しかなく、どこへ行くにも船を出さなくてはいけない。

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途中、ヤシの実から糸を紡ぐ小さな工場に立ち寄る。
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働いていたのは女性ばかりで、作業の半分は機械を使っているものの、基本的に手作業だ。観光客がどかどかと入り込んで写真を撮ったり、じろじろ眺めたりする中、女性たちは手を止めたりなにか話したりすることもなく、ただ黙々と仕事をこなしていた。
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さあ、次はお昼ごはん。
つづく。


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# by paquila | 2011-02-28 22:47 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【閑話】インドで洗髪   

洗髪の不思議のおはなし。


外国で頭を洗うと、髪がパサパサしたりゴワゴワしたりすることが多い。
トリートメントなどでお手入れしないせいもあるだろうけれど、そもそも水が原因ではなかろうかと思っている。
暑いし、浄水も先進国よりは劣るであろうインドでは、間違いなくすごいことになりそうだと、今回は出発前に少し考えた。
結果、シャンプーは(いただきものの)ロクシタン。
トリートメント代わりにオリーブオイルを用意。
エクストラバージンオイルが良いと、いくつかの旅女子ブログで書かれてあったからだ。
そして、これならわざわざ買わずとも台所のものを少々拝借するだけで十分なので都合が良い。


さて。
インド初日から水シャワー生活が始まった。
水で洗うと日本でさえパサパサしてしまう。
とりあえず、ロクシタンのシャンプーは、1度目はまったく泡立たない。
最初はシャンプーのせいだと思っていたけれど、たぶんこれはインドのせいだ。
1日中埃だらけ、排気ガスだらけのところをうろうろするので、髪も相当汚れる。
余談だけれど、よく「インドでは鼻の穴が真っ黒になる」と言うのは、あれも事実だ。
毎日2度洗いして、ドライヤーはないので自然乾燥。
濡れた状態でオリーブオイルをほんの少しつけてみる。
すると。


しっとりさらさら!!!



においもつかないし、心なしか日本よりずっと良い状態な気がする。


旅の後半は北上していったので、さすがに寒く、お湯シャワーの部屋に泊まった。
すると。


全然しっとりさらさらしなくなった。



同じシャンプー、同じオイル、同じ乾かし方。
ちがうのは水の温度だけ。
それに気がついたときは、もちろんもう北にいたので、もう1度水を試して比べてみたかったけれど、寒くて再び水シャワーを浴びる気にはとてもなれず、真相はわからず仕舞いとなってしまった。
日本にいると夏でもお湯が当たり前なので、次の夏がきても試すことはないだろう。
でも気になる。次回、暑い国に行ったときにもう1度試してみようかな。
同じ経験をした方、ぜひ教えてください。


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# by paquila | 2011-02-25 21:05 | 【インド-2011】閑話 | Comments(0)