無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド2日目①】ひとつの岩から5つの彫刻   

1月7日 マハーバリプラム


昨夜、ホテルに着いたのは0時前。
9時前に起き、シャワーを浴びる。
水しか出ない。電気もつかない……
とりあえず頭を洗って、体は濡れタオルで丁寧に拭く。

朝食はきのう飛行機から持って出てきたマフィンと水。
きのうNさんにいただいたお金を改めてみてみると、なんとRs570(約1140円!)もあった。
あの場ではばたばたしていて、まさかこんなにあるとは思わなかった。
こんな大金、どうしよう。どうしようと言ってもどうしようもないので、
大きな街に移動したら電話をかけてお礼を言おうと思う。

仕度をして、ではいよいよ外へ出ますかとドアを開けたら、
部屋の前にサルがいた。



……。



気を取り直し。
マハーバリプラムはチェンナイから南へ約60kmのところにある海沿いのとても小さい町で、見所もそれほど多くはなく、概ね歩いてまわれる。
それゆえにチェンナイから日帰りで観光に来るひとも多いらしい。
狭い範囲の安宿街は完全に観光地で、
パンジャビドレスなど、インド風の格好をした欧米人がそぞろ歩いている。





まずは世界遺産の海岸寺院(Shore Temple)に向かう。
チケット売り場には、ガイドやら何やらが手薬煉ひいて待ち受けている。
それらを振り切って中に入ってしまえば、ゆっくり歩ける。

何もないだだっ広い場所にぽつんと。
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8世紀初頭に立てられた寺院で、かつては同じような寺院がいくつかあったらしいけれど、
いまでは残っているのはこれだけ。
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彫刻の輪郭や石の角を見てもわかる通り、どこも丸く変形しており、
かろうじて原型を留めているか否か。
海―ベンガル湾がすぐ側なので、現在もどんどん侵食されていっている。
これは寺院の敷地外、浜辺から見た寺院。

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おだやかなビーチリゾートかと思いきや、波はかなり荒く、
砂浜には漁で使うのか、木製のカヌーが並ぶ。






続いて、寺院から15分ほど歩いてファイブ・ラタ(Five Rathas)へ。
道中は、石の彫刻の店が並び、店先で男たちがコンコンと彫っている。
横目で見ていると(じっくり見ると買う気があると思われて面倒だ)上手い下手に差がある。

車道を歩いていると、「ファイブ・ラタはこちら」と書かれた標識が。
明らかに土産物屋の集落を指している。チケット売り場までの道中に土産物屋を密集させて、嫌でもそこを通らせるしくみ。道なりに歩いていっても辿り着けるはずと信じ、標識を無視してまっすぐ進む。
案の定、無事着いた。
チケットは海岸寺院と共通でRs250(約500円)。

歩き方によると、ファイブラタの邦名は「5つの石彫り寺院」。
寺院と言っても、ひとつひとつは小さい。
広場のようなところにこじんまりと5つ建っているだけだ。
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が、実はこれ。
なんとひとつの巨大な花崗岩から彫られたものだというから驚いた。

ひとつの岩を掘って彫って5つの彫刻を? 
しかも、元々全体が砂に埋もれており、それを掘り出してこの形になったという。
……想像できないというのが正直な感想。

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ゾウは実物大。
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ウシの上であそぶ遠足児童。
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ここで印象的だったのが、この女性たち。
頭に載せているのは、砂。
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風と、観光客の足によって常に遺跡にあがってしまう砂を掃いては、一箇所に集め、外へ出す。延々これを繰り返している。
なんて虚しい作業。と思う反面、
それをしなければ再び砂に埋もれてしまうのだろうかと想像する。
或いは、万人に仕事が無いインドならではの、あえて用意された「仕事」なのか。
そこのところはわからないけれど、彼女たちは延々砂を掃き、集め、運んでいた。


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# by paquila | 2011-02-01 20:23 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド1日目②】すごいとこに来ちゃったかも?   

1月6日 チェンナイ→マハーバリプラム


無事両替を済ませ、いよいよ建物の外に出る。
1泊目はチェンナイから車で2時間ほど南下したところにある、
マハーバリプラムという町の宿を、送迎付きですでに予約していた。
チェンナイ着は夜だったが、チェンナイにとくに用はないので、
それならば一気に初日に目的地まで移動してしまおうと考えたからだ。


ところが、迎えがいない。
両替をしている間に、ほとんどの人間が四方八方に散ってしまい、
周囲にはもうまばらにしかひとがいない。
しかも出口が右にも左にも真ん中にもある!!
メールで待ち合わせの場所を聞いたにも関わらず、返事はなかった。
これではどこに出ればいいのかわからない。
Nさんももうどこかへ行ってしまった。


おそるおそるひとつの出口に向かい、足がすくむ。
ひとがいないと思っていたのは、それはまだ空港(建物)の敷地内だったからで、目の前には柵があり、その向こうにものすごい数のインド人が群がっている。
オレンジ色の光の下、手前にいるひとたちは名前の書かれた紙を持ち、それ以外はリクシャやタクシーの客引きか。
とにかく皆が「こっちに来い」と口々に叫んでいる。


これは……と思い、別の出口に向かう。
すると別の出口も同じ光景が。
外に出たが最後、引き返せないと感じる。
しかし、とりあえず迎えを探さねばと、群衆に向かい歩き出す。
近づくたびにインド人の視線がわたしに集中し、とにかく何か叫んでいる。
落ち着いて、ゆっくり名前の書かれた紙を探す。
見つからなかったら、別の出口に引き返せばいいのだ。
この柵の手前にいる限り、まだ安全な気がした。


幸いにして、ものの数分でじぶんの名前を見つけたときには、
思わず「あなたを探していたのよ!!」と声をあげてしまった。





迎えの運転手はナミさんという男性。
駐車場までナミさんについて歩く。
早速、周囲のすべてに圧倒される。
オレンジ色の街灯。うごめく人間と車。絶えず方々から鳴っているクラクション。
テレビの中の世界だなあ、とぼんやり思う。


車は普通の乗用車。
チェンナイからマハーバリプラムへ夜道を走る。

それが……、とばす。
クラクションを常に鳴らしながら、時速90kmでとにかくすっとばす。
何故、2車線の道路に3台並んで走っているのか。
何故、2車線の片側から車やバイクが逆走してくるのか。
犬もヒトも堂々と横断している。車はひき殺しそうな勢いで走っているというのに。

そして、出た!! 牛が!! 道路に牛が!!!
時には5~6頭がのんびり道路を横断している。


街灯もなにもないまっ暗闇の中、ヘッドライトの白い光に浮かぶ牛の姿は強烈で、
すごいところに来ちゃったかもと、そのとき初めて思った。

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# by paquila | 2011-02-01 12:18 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド1日目①】日本からインドへ   

1月6日 日本→マレーシア経由→チェンナイ

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マレーシア航空53便は11時発。
今回は機内食を写真に撮るため、
いつもはチェックインで預けてしまうデジカメを手荷物に入れている。

鶏肉とごはん、または白身魚とマッシュポテト。
白身魚を選ぶ。ホタテも入っておりなかなかおいしい。
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写真左上がサーモンや海老のマリネ。
右下、隅の方にほんの少し写っているのは、日本蕎麦。

飛行時間は6時間50分。夕方には軽食も出る。
抹茶アイスとマフィン。
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さしておなかも空いていないので、マフィンは非常食としてとっておくことにする。

予定より10分ほど早くマレーシア国際空港に到着。
中国のにおいがする。
そして、妙に暑い。
機内アナウンスでは外は26度だと言っていた。
ストールを外し、フリースとレッグウォーマーを脱ぐ。
そこでやってしまった。

マフラーをトイレに置き忘れ、10分後に慌てて取りに戻るもすでに無くなっている。
空港は常に清掃がゆき届いている。おそらく清掃のひとが持っていってしまったのだ。
問い合わせようかと思ったが、こういうときに限って清掃係は不在。
インフォメーション窓口に行けばよかったのだが、諦めてしまった。


乗り継ぎ時間は3時間半。
時間があるので、「noodle restaurant」と書かれたお店で軽く何か食べることにする。
ミートボール麺。

ミートではなく、フィッシュのような気がする。
魚のすり身のような食感と味。
そしてにわかにカレーの香り? カレーと言わず香辛料と言うべきか。
マレーシア料理についてはまったく知識がなく、よくわからない。
そしてマレーシアの通貨に関しても何も知らず、一体いくらするのかさっぱりわからない。
ドル払いも面倒なので、カードで払う。





搭乗口に移動すると、ものすごい大荷物の女性に声をかけられた。
チェンナイ在住18年(!)の日本人。Nさん。
日本に帰省し、またインドに戻るのだという。
大量の荷物はすべて日本食なのだとか。

基本的には毎日日本食だが、1週間に1度はカレーが食べたくなって、高級ホテルのレストランに出向くそう。それでもおなかを壊してしまうことがあるというので、安い食堂で食事を済ませるつもりのわたしは一体どうなるのか。
「おなかを壊してベッドから起きられなくなったら、絶対にカレーなんか食べられないわよ!! なにか日本食は持ってきた? なにも持ってきてないの? それじゃだめよ!! なにか持って行きなさい。なにか……」
そう言いながらかばんをゴソゴソ。
日本の「堅あげポテト」をいただく。

「油っぽいインド料理よりはましよ」
体調不良で病床に伏しているときにポテトチップス?
でも、「日本食」と「インド食」の違いを十分わかりつくしているであろう方の心遣いなので、
ありがたく頂戴することにする。


さらに、わたしが「小銭をつくるにはどうしたらいいか」と聞くと、
「そうね、そうだわね」と再びかばんをゴソゴソ。
「いま手持ちがこれだけしかないけど、これを持って行きなさい」
と手に小額紙幣とコイン数枚を押し込まれる。

そんな!! 見ず知らずの方にお金を頂戴するなんてできません!!

「いいのいいの。気にしないで。それから困ったらここに連絡をしなさい」
と電話番号を教えてくれた。

わたしは今じぶんのためだけの旅の持ち物しかなく、なにもお返しできません。

「いいのいいの。そんなことは考えなくていいの」
と彼女は笑う。

また、インド人に対しては十分注意するよう言われる。
昔はインド人のお手伝いさんを雇っていたが、お金を盗んで逃げてしまった過去がなんと2度もあり、今では誰も雇っていないのだそう。


そして、搭乗までの残りの時間を、Nさんの3人の息子の話を聞いて過ごす。
三者三様。それぞれ日本、カナダ、アメリカで活躍しているというから、その話は大変面白く、彼女も話すことが楽しそうだ。





マレーシアからインドのチェンナイへは、ほんの1、2時間ほどだ。
にも関わらず再び機内食が。
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しまった。
魚団子なんか食べるんじゃなかった。
でもせっかくなので、せめてメイン料理くらいはと食べてみる。
辛い。ものすごく辛い。これがビンディマサラというオクラのカレー(ごはんの左側)なのか?
もうひとつはカリフラワーのカレー(ごはんの右側)。
マレーシア料理なのか?
何料理か、そしてその味はさておき、魚団子が胃を占めており、
残念ながら半分以上残してしまった。


あっと言う間に着いたチェンナイ国際空港は、思ったより規模が小さい、地方空港だった。
Nさんが飛行機を降りた途端に走り出す。
わたしはあまりにも多いNさんの荷物を持つことにしたので、やはり一緒に走る。

「いつも混むのよ! 入国審査が!! 1時間くらい待つの!! だから急がないと!!」

わけもわからず、猛ダッシュで入国審査へ。
幸いまだ数人しか列に並んでいない。

「ふう、よかった。いつも本当にすごいのよ」

とNさん。
無事入国し、預け荷物を待つ。
なかなか出てこない。乗り継ぎ便だし、最悪どこかよそへ行っている可能性も。
Nさんの荷物はみかん箱3つ。やはり全部日本食なのだそう。
幸いNさんと同じタイミングでわたしのリュックも流れてきた。

インド人の波に押されながら税関を通り、
わたしは両替しに、Nさんは迎えの旦那様のもとへ行くのでここでお別れ。
周囲はあまりにも騒々しく、インド人が右往左往しており、まともに立ち話も出来ない。
それでも何度も頭を下げてお礼を告げ、Nさんを人ごみに見送った。


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# by paquila | 2011-02-01 10:40 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)