恒例のごはん記録。
カンボジア料理と聞いてもあまりピンとこない。
「辛くないタイ料理っぽいやつ」と説明してるひともいた。
どこで食べてもほとんどハズレがなくおいしかった。
どの街であろうと、全体的にサービスはちょっとのんびりしている印象。
朝ごはんを外で食べることを面倒くさく思ってしまうわたしは、朝はいつもお宿で済ませる。せっかくの機会なのにもったいないともいつも思うし、旅慣れている人は「朝食こそその土地の食文化を知る絶好の機会だ」と言う。
しかし、何も考えず、何も悩まず、ぱぱっと食べてさっさと出かけたいのだ。
朝ごはんと言えば。
カンボジアで食べたパンケーキは何故かどこで食べてもやや塩の味がした。あとワッフルも。
カンボジアの人はパンケーキに塩を入れるのだろうか(或いはベーキングパウダーの代わりにベーキングソーダを使ってるとか??)、という疑問を誰にも聞けずに今にいたる。
▼右下がカンボジアの朝ごはんKyteow(クイティウ)。あっさりした米麺
Kampong Thom(コンポントム)は、観光客にとっては食べるところが限られている。
Arunras Hotelが有名だけれど、お店に入ってみるとどこに座ってよいかわからず、店員さんからもガン無視されたので退店。そのままホテルの脇の道を西に歩くと、ちょうど最初の角っこにあるのが「Prum Bayon Restaurant」。
右も左もわからない観光客のわたしたちに地元のお客さんまで親切で、料理もめちゃくちゃ安くておいしかった。
▼Prum Bayon Restaurant
カンボジアの特産品は、コショウ。
産地に行くことはできなかったけれど、さすが観光地(シェムリアップ)のレストラン。コショウの炒め物があった。
写真(下)がボケてしまってわかりにくいけれど、グリーンピースみたいな緑のつぶつぶがそれ。
普段食べてる黒いやつはこの粒を乾燥させたものなんだって。
よく「ブラックペッパー炒め」とかいうけれど、あれは粒を挽いてさらに細かくしている。あくまで香辛料として食べるものだと思っていたけれど、この緑の「生胡椒」は香辛料というよりは、「食材」だ。
オイスターソースで味つけされたなじみある炒め物で、おいしい。
しかし辛い。全部食べ切るのがつらいくらい辛い。
▼カンボジアのクレープ(カレー味)
バーベキューは各国に存在する。
よく考えるとわたしはほとんどよその国でバーベキューの類を食べたことがない。
いまいち食べ方がわからないし、ひとり旅だとどうしても敬遠してしまうのだ。
でも今回は思い切って。
シェムリアップのパブストリートにあるお店で挑戦。
真ん中が盛り上がったアルミのお鍋は、周囲の深い部分にスープを入れて、お野菜や麺を炊く。
そして中央のお湯(スープ)から出ている山形の部分で肉類を焼く。
じゅうじゅう。
▼お肉もさることながら、スープがおいしすぎて大変
魚、カンガルー! ワニ(クロコダイル)! 牛、豚、鶏、鴨(アヒル)。
......を同じトングで......。
お腹痛くなりませんようにとハラハラしながら。←痛くならなかった。
▼クロコダイルのお肉を出すお店が結構ある
アメリカの料理人Anthony Bourdainが、「大体どんなイキモノでも鶏っぽい」と言っていたのを信じることにしているので、ワニなら食べてもいいかなと。カエルくらいまでなら(姿焼きでなければ)たぶんいける。
この旅でも新しいもの、食べたことのないものになるべく挑戦しようと思った。
しかし。
これだけはどうしても。
虫!!!
出た。普通に量り売り。
量り売りの虫は市場で結構見かけたので、カンボジアの人は普通に買っていくのだろう。
まあ日本でもイナゴを食べる地域があるというし......。
市場には行っても、食べる場所は(とくにシェムリアップでは)観光客用のきれいなレストランなので、メニューも英語、サーバーも英語を話す。
もうちょっと地元の人が行くようなところで食べたかったけれど、いちいち食べるところを探すのが面倒くさくて、パブストリートみたいな観光客向けのお店がごちゃっと集まっているところは結局便利なのだと気づく。
▼絶対地元民じゃないだろっていう人ばかり食べてるお店の敷居の低さと言ったら
▼最後に、デザート。失礼ながらあんまりおいしそうに見えないけど、なかなかおいしい
色々食べてみると、「辛くないタイ料理っぽいやつ」が今ではなんとなくわかる(笑)。中華料理っぽいやつ、とも思う。
香辛料をあまり使わないからクセがないし、オイスターソースや醤油の味つけは慣れていて食べやすい。
毎日でも食べられそう。
*旅のメモ*
シェムリアップで遺跡観光をトゥクトゥクにお願いすると、昼食も適当な場所に連れていってもらえる。
ただ、ツアーバスが行くような「元祖・観光レストラン」みたいなところばかりなので、食事にこだわるならあらかじめ自分で調べて「ここに行きたい」と言える場所を決めておいた方がいいように思う。
そういう観光レストランはどこの国でもそうであるように、明らかに割高だったし、普通においしいけど、ほかにもっといいお店がある気がする、というところが多かった。
いつもありがとうございます。カナダ情報じゃないですが......。