今日はお菓子のお話。
food networkの新番組「The Baker Sisters」を観ていたらバンクーバーのお店を紹介していて、早速行ってみた。またしてもfood network追っかけ。
テレビを観るまで聞いたことがなかったし、一見そこまで特別、そこまで大人気、なお店には見えない。
サンドイッチと焼き菓子を提供するごく普通のベーカリーに見える。
ショーケースには幾つかのケーキと焼き菓子がぎっしり。
ケーキはダウンタウンの超割高なお店(たとえば「Thierry」とか……)と違い、それはそれはひと切れが巨大。お値段は6ドルくらい。
テレビで観た、Lemon Lavender / レモンラベンダー。
わあああああ。これははるばるここまで来た甲斐がある。
土台はこちらでよくあるバニラケーキ。要はスポンジケーキなんだけど、日本のそれよりややしっとり。がつんとくる歯が溶けるような甘さはなく、どこを食べても爽やかなラベンダーの香りとレモンの酸味。
たっぷりと生クリームがのっているのに、ちっとも重くない。
Chocolate Decadence / チョコレートケーキ。
もう、どうにこうにもチョコレート。
チョコレートケーキを食べたいという欲求を完全に満たすチョコレートケーキ。
1個食べるのが大変なほど、濃厚。
これとよく似たケーキを作る知り合いの女性がいて、2、3年前までちょくちょく食べさせてもらっていた。懐かしいな。彼女は「しっとりおいしいスポンジの秘密はオリーブオイルよ!」と言っていたけど、ここのお店はどうやっているのでしょう。
お菓子の知識なんてないけれど、クリームの絞り方とか、ケーキの重なり具合(クリーム、スポンジ、クリームの幅)とか、すごーくきっちりしていて教科書のお手本通り、正統派、という印象。
日本だと職人は几帳面でそういう「質」が当たり前だけど、こっちでは意外となかなか出会わない。
おいしかったなー。
いつもありがとうございます。