安価なあつあつ「ひとり鍋」:Jo Ju Tofu Hot Pot Restaurant と、ジャパンレールパスのお話
要は「辛い鍋料理」で、日本で火鍋というと陰陽魚の対極図(白と黒のふたつの勾玉が上下さかさまにくっついているようなあの絵)のような形で中央を仕切られた丸鍋に、赤と白、2種類のスープを入れたあれを指すことが多いだろうか。
カナダでもこれを提供する中国料理屋が結構あって、前々から一度試してみたかった。
「九州豆腐鍋簡餐/Jo Ju Tofu Hot Pot Restaurant」。
Hastings@Willingdonで、「八鶴ラーメン」の並びにある。
元々この場所には、人生で2番目に不味いカレーの記憶が拭えない(衝撃の不味さのため記事なし)「Handi Cuisine of India」があった。それがつぶれて出来たのがこれ。
出来た当初は「九州」の文字を見て、「? 日本料理屋? さらに絞って九州料理を出すの?」と思ったけれど、もちろんそんなはずはなく。メニューを見る限り、中国+台湾(+ちょっとだけ韓国?)という感じ。
海鮮豆腐鍋/Seafood and Tofu Hot Pot。
白身魚、豆腐、エビ、イカ、魚団子、ムール貝、豚、たまご、野菜に加えて、おうどん。
くたくたになった白菜や人参は、注文してから作っていてはここまで柔らかくはならならいだろう、ということで多分あらかじめ茹でてあるもの。くたくたのお野菜、好きだからいいけど。
エビは殻つき。お魚は、探しても探しても見つからず、目を凝らしてやっと発見。
ムール貝発見!
火鍋なのに「辛くしてください」と注文しなかったので(辛さは自分で選べる)、まったく辛くない、日本で食べる日本のお鍋の味。香草も香辛料も入っていない、懐かしい魚介のだしの味。「スープのもと」や「だしのもと」を使っていようが構わない。$8.5なので。 溜息が出るほど口に合う。
全然気取らなくて、色んな意味でお値段相応。それを納得済みで食べられる。
鶏の照り焼き丼/Chikin Teriyaki on the rice。
なんと、まさかの寿司桶に!
お豆腐はキムチのようなたれ?で和えてある。あまり豆腐とこのたれが合ってないような......。でも韓国の人はこういうのが好きなのかな。お隣はじゃがいも? これもキムチのような和え物。
白を基調にした明るいカフェのような店内で、静かに音楽もかかっていて過ごしやすい。
台湾名物のバブルティーの種類がすごく多く、しかも一杯$4弱なので案外カフェ使いもできたりして。実際飲み物だけを持ち帰りで注文する女子がちらほら。
夏はそんな風に使い、冬は鍋!
そう、凍えるほど寒い冬にはここにくればいいのだ。もうベトナムのフォーだけが救いではないのだ。
by paquila | 2016-11-16 10:43 | 【Van】Burnaby | Comments(0)