【インド16日目】高いホテルなのに! デリー編
旅を始める前から、とにかくデリーには近づきたくなかった。
今回は飛行機がとれずに、やむなくデリーに立ち寄ったけれど、次の目的地はアグラー。
デリーはあくまで休憩するだけだ。
飛行機で現地入りするときは、あらかじめネットで宿を予約して迎えも手配してもらう。
そうして向かったデリーの宿は、ホテル街のような場所にある中級ホテルだった。
ふつうはレセプションでチェックインを済ませて、すぐ部屋へ...... なのだが、ここもまた、アウランガーバードの中級ホテルのようにすんなりとチェックインさせてくれないホテルだった。
まずは「チェックインはここでする」とトラベルデスク(個室)に連れて行かれる。
「またか」とうんざり。
一度はおとなしく入ったが、担当員が来る前にじぶんで勝手に出て行って、レセプションで「チェックインはここでしょ」とゴネてみる。
すると、日本人従業員登場。
彼に再び個室に連れて行かれ、チェックインをするも、世間話の体でじわじわと「今後の予定」を聞いてくる。デリーでなにをするのか、どこにいくのか、何泊するのか。インド人とちがってそこはやはり日本人。控えめに、やんわりと。しかし確実に話をその方向にもっていく。
申し訳ないが、ここは作り話をさせてもらった。
「ここにきたのは仕事で、フリーランスのジャーナリストを訪ねてきた。
彼について動くので、デリーにはあと1ヶ月くらい滞在するつもりだが、
2ヶ月になるかもしれないし、2週間で終わるかもしれない」
馬鹿正直に「観光です。デリーは不安です。予定は未定です」なんていうことはない。
それくらいの根性と知恵はついた。
個室の奥にはさらにもうひと部屋あり、インド人が机についている。
奥からヒンズー語かなにかで日本人従業員に話しかけてきた。
おそらく「その客はどのツアーを組むのか?」など聞いてきたのでは。
ふたりでごそごそ話していたが、ようやく部屋に通されることになった。
結局具体的なツアーの話はされなかった。ひと安心。
中級ホテルだろうが、日本人だろうが、面倒なことは面倒だ。
◇
部屋はフローリングで、日本のビジネスホテルのようにきれい。
液晶テレビに冷蔵庫つき!!
熱いシャワーを浴びて、そのまま次の日の朝まで泥のように眠った。
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by paquila | 2011-07-03 04:43 | 【インド-2011】北インド | Comments(0)