無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド11日目②】セクハラ青年につかまる   

1月16日 コーチン

インドでいちばん長く、つまらない1日はまだまだ続く。
昼食はスコットランド3人組が美味しいと言っていたレストランへ行ってみる。
野菜スープと、メニューの表記をそのままに言うと「魚と野菜」という食べ物。またしても魚を食べようとしている! 念のため野菜は生野菜かどうか聞くと、野菜と魚を一緒に煮込んだものだと言うので、フィッシュマサラの類だと思い注文。
すると、意外なものが出てきた。

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中華風魚の野菜あんかけ。まさに八宝菜の魚版。ただし白菜ヌキ。メニューからはまったくわからなかった。インド料理じゃないのか、と少なからず残念に思ったけれど、慣れた味は口に合う。ほかほかのごはんと食べたい。



おなかは満たされたものの、なにもやる気がしない。

とりあえず海岸へ行く。どうせまた客引きが声をかけてくるだろうけど、可能な限りひとりでいたい。空いているベンチを見つけて、海を見ながらぼーっとしていると、案の定隣に青年がやってきた。しばらく黙って座っていたので、客引きじゃなくただの地元のひとかとほっとしていると、やはり話しかけてきた。
どうせ暇だし、少しの間相手をすることにする。

同じコーチンでも、エルナクラムは都会過ぎて好きじゃないという。のんびりしたフォートコーチンが大好きらしい(以下、コーチンくん)。
さすがにそういう人に向かって「ここはつまらない。早く次の街に移りたい」とも言えず、観光も適当に済ませたと言っておく。すると、向かいのヴィピーン島に灯台があるから、それを見に行こうと言う。
本当はちっとも観光していないし、行きたい気持ちが1。でも残りの9はもう何もかもにうんざりしていて、興味がなかった。だから断ると「なんで! きっと楽しいよ! フェリー乗り場からバスに乗っていくんだ! 君は明日旅立ってしまうのだから、できる限りこの土地をみてほしいのに!」と。本当に地元が好きなんだなと思うけれど、あいにく面倒くさい。全く気乗りがしない。仮に行くとしてもひとりで行きたい。

すると今度は「近くに軍の博物館があるよ。そこは行った?」と聞く。そんなの歩き方にもロンリープラネットにも載ってない。地図にさえ載ってない。知らない。でも博物館と聞いて、しかも歩いて行けるとあってほんの少し食指が動いた。

夜までどうにかして時間をつぶさなきゃいけないし、行ってみることにする。
そこはインド海軍の博物館で、例によって規模はたいしたことはないけれど、本物のミサイルや銃が何の囲いもなくそのまま展示されているのには驚いた。海軍の制服、軍艦の模型、地図や植民地時代の遺物などがどれも触れる距離に展示されている。
外には戦車や、ミサイル発射台。博物館の外は海軍の敷地で、本物のヘリコプターも見える。また、実際にひとが住んでいる海軍の社宅?のようなアパートが並んでいる。

小さいながら暇つぶしには十分な見ごたえで、ガイドブックに載せても良いのではないかと思った。入り口でカメラを預けてしまったので、写真は1枚も撮っていない。

公園の大木。
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ところでコーチンくん。
ただの地元の親切青年かと思いきや、やはり一癖あって、とんでもないセクハラ青年だった。

最初はそういうのとは正反対の今時珍しい?しっかりした貞操観の青年かと思った。
コーチンくんの話によると、欧米人観光客がとても多いこの地で、ある日フランス人女子に気に入られ、強引に誘われたけれど「君と僕は初対面だから、触れるなんてとんでもない」と必死に断ったのだとか。
フランス女子は泥酔していて力任せに(!)部屋に引きずりこもうとし、それをなんとか振り切って逃げ出そうとしたけれど、とにかくフランス女子の態度はおよそ想像もつかないような大胆なもので、ついに根負けしてしまったのだとか…… そしてその後フランス女子が帰国してからも、毎週土曜にスカイプで電話がかかってくるらしい……
と、ここまでは良かった。まだコーチンくんに非はない、むしろちょっと気の毒に思える。

ところが。どうやらその強烈な出来事で純粋だったコーチンくんがおかしな方向にいっちゃったようなのだ。
曰く、「旅をエンジョイするためにあそぶことはなんら悪いことではないよ! そのフランス人女子だって国に彼氏がいたんだ! でも彼氏は彼女があんな悪い女だって知りもしないよ! 知らなきゃいいんだよ!(って彼女が言ってたし!) だから君も日本にボーイフレンドがいても大丈夫!!」

コーチン、お前もか。

「洗脳されてるよ! ふつうのひとはそのフランス人女子とは違うのよ!」と説明するも、週1回未だに誘われ続けているコーチンくんは、完全におかしくなっているのである。おそるべし、フランス女。
そして話はさらにおかしな方向へ進み……
「じゃあ僕とあそばなくてもいいから、その代わりこれを見てよ」と携帯を差し出す。のぞいてみると、なんと売春婦の広告。

「コーチンには欧米人相手の売春婦が大勢いるんだ。表向きは違法だけど」

でもわたし、女ですし売春婦はいらないです……。そもそもなんで君がこんな画像をもっているんですか。

「ダウンロードしたんだ。僕は(売春婦は)買わないけど」

……。

「知ってる? 彼女たちはとても安い値段で売ってるんだ。ひどいよね。ほかに仕事がないからだよ。需要もあるからなくならないんだよ。悪循環だよ」

どうもこの子の考えがよくわからない。本当はやっぱり純粋な子じゃなかろうか。
でも、次第にエスカレートして最終的にポルノ写真や動画(!!)まで見せようとしてきたので、ここでお開き。じゃあねと逃げた。
最後はとんでもない方向へいっちゃったものの、それを除けばまぁまぁの時間つぶしにはなった。

そこら中で見かける玄関の巨大な星。
話題を変えようと「これは何」とコーチン君に聞いてみるも、
話題を変えようとしたのが気に入らなかったのか、コーチン君は教えてくれなかった。

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夕方はネットカフェで宿の手配や、北インドの旅のルートを調べたりして過ごした。
そして夕飯も、スコットランド3人組おすすめのレストランへ行く。
海の街もこれで最後だし! と常温保存のハエだらけの魚のことは忘れて、性懲りもなくまたしてもフィッシュマサラを食べる。
マハーバリプラムで食べた魚カレーは骨だらけでたいへんだったけれど、ここは大きな観光地だからか、骨はほとんどなく食べやすい。サケによく似た味だけれど、サケより身はふっくらしている。マサラとよくなじんでとても上品な味。そして辛くない。やはり観光客向けなのだと思う。

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長い1日が終わると同時に、やっとコーチンともおさらば。
4泊もしたのに、満喫したのはたった1日、バックウォーターだけだ。あとの3日は結局なにもしていない。
明日はいよいよ南インドを離れ、東インドに向かう。


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by paquila | 2011-03-07 22:56 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

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