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無料のおもしろネタ画像『デコじろう』用アイコン02 【インド2日目②】インドで初めてのごはん   

1月7日 マハーバリプラム

ファイブ・ラタから宿街へ引き返し、きのう空港送迎をしてくれた旅行代理店へ行く。
実はきのう支払いの際「お釣りが無い」と言われ、今日取りに来るように言われたのだ。
観光前に朝イチで行ったが、社長が留守で払えないと言われ、こうしてまた赴いたというわけで。
社長は店の前で仲間とくつろいでおり、わたしを見つけると「やあ!」と腕を上げた。
お釣りはRs200。社長はもったいぶって引き出しをごそごそしている。
「きのうは夜中だったし、とーーっても疲れたんだよねえ」なんて言いながら。

運転してくれたのはナミさんであって、この社長ではない。支払いの対応のために待っていてくれたとはいえ、恩着せがましい気もする。まさかこのまま支払いを渋るつもりでは!
第一きのうわたしは「夜中に運転してくれたナミさんに渡して」と、ただでさえ高い送迎代に加えて、少し多めに払っているのだ。でもいま確信した。この社長、ぜったいナミさんに渡さずじぶんのポケットマネーにしているな!!

そこで「わたしもとーーーーーっても疲れたよ」と笑顔で言い返す。
社長はにやにやしながら、とっても時間をかけてお金を返してくれた。
そこから「次はどこへ行くんだ」「バスチケットならすぐ手配してあげるよ」と営業が始まったが、「気が向いたらまた来るね」と適当にあしらって店を去る。


昼食は、海辺に断つレストラン「SEASHORE RESTAURANT」に行く。
これがインド初ごはん(今朝のマフィンはカウントしないことにする)。
海が近いのでやはりシーフードを頼むべきかと迷うが、結局ベジカレーRs80にした。
これに白ごはんRs30ルピーをつけて、占めて約220円ほど。
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辛いけれど食べやすい。ということは、外国人向けの味付けということだ。
さすが観光地。でも、最初はこのくらいがちょうどいいと思う。

浜辺寄りの席で食べていると、砂浜から物売りの女性がやってきた。
窓はなく、腰ほどの高さの壁しかないオープンテラスで、首飾りだの腕輪だのを山ほど腕にかけてそれを差し出してくる。
一度断ったくらいではまったく引かない。
時間をかけて何度もくり返し断ると、諦めて去って行った。
それにしても、ここは目の前に海があるというのに、潮の香りがしない。
海岸寺院でそれに気付き、ずっと不自然に思っていたが、結局最後まで理由はわからなかった。





午後からは、再び歩いてクリシュナのバターボール(Krishna's Butter Ball)を見に行く。
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クリシュナとはヒンドゥー教の神様のひとりらしい。
巨大な岩が、ほんの少し地面に触れているだけで、転がり落ちもせずぴったりと静止している。歩き方によると、ゾウが引いてもまったく動かなかったのだそう。
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その裏側はナイフで切ったかのように平たい。
しげしげと眺めるも、かえすがえす不思議だ。
インド人たちが体全体で押しているが、もちろんびくともしない。
地面と同じ岩、接着点が幹のようになっているならまだわからなくもないが、見てみるとそうでもなさそうだ。ここに重力はないのか? 
世の中不思議なものがあるものだ。


このバターボールから南へかけて、かなり広い範囲で岩山が続いており、そこにいくつもの石窟が残っている。東側にアルジュナの苦行(Arjuna's Penance)というとても大きな彫刻があり、ゾウや人間が細かく見事に掘り込まれている。何を思ったのか、ここで写真を撮るのを忘れてしまい、1枚も手元にない。西側は広く開けていて、河とその手前に広がるヤシの木の森が見渡せる。植物からしてここは南国なのだなと思う。


前日までコートにマフラー、手袋の完全防備の日本にいたのに、いきなり真夏の太陽のもとにさらされ、さらに岩山の丘を登ったり降りたりで疲れてしまった。夕方水シャワーを浴びて少し休んだ。朝は身体を洗うことを躊躇したが、熱い国では、水シャワーが意外といけるものだと知った。


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夕食は、歩き方とロンリープラネットの両方に名前だけ載っていたレストラン「Naurilus」に行く。観光地なだけに、お客は全員欧米人だ。混雑した店内で4人掛けの席をひとりで占領してしまい、後からきたドイツ人夫婦に相席をすすめた。
ふたりはパスタやピザを注文していたが、わたしは魚カレーRs150(約300円)にする。
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やはり外国人向けとあって、全然辛くない。サラサラしたカレーに大きな白身魚がごろりと入っており、骨を取るのに苦労した。お箸があれば! 魚が入っているわりにはあまり旨みがなく、淡白な味で少し期待はずれ。
ドイツ人夫妻は、奥さんはよく喋るのだが旦那さまが無口で気難しそう。

「わたしたち、次は島に行くのよ」

そう言って地図を指差す。
Andaman islands。
なにそれどこそれ。
インド地図の中でも別枠で載っているので、正確な位置がわからない。後々調べてみると、なんとインドよりはるかに東。ベンガル湾に位置するが一見インドネシアの続き(うんと北部)にあるようにも見える。
とても素敵で快適な場所らしい。欧米人が好んでわたしは興味がないビーチリゾートなのかしらと思ったりもするが、歩き方にはまったく載っておらず、全然知らなかったので、得した気分になった。
やはりロンリープラネットには載っているのだろうか。

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by paquila | 2011-02-01 23:48 | 【インド-2011】南インド | Comments(0)

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